手のひらサイズのおもちゃ箱

片手におさまる日常を綴る。つもり。

jazz + 海 =

f:id:yanotorai:20190805224615j:plain



両耳のイヤホンから聞こえていたのはjazzだった。

帰路は夕暮れ。ここは海の上。

僕の足元のはるか下を僕より大きな、巨大な船がくぐり抜けた。

山より高い僕の目線はまるで海を飛ぶ白い鳥のよう。

空に浮かんだ雲は風にかき消され、青色に混じって夕焼け色に輝いてる。

水平線に沈もうとする夕日を目指して、白い鳥は飛んで行った。

jazzが聴こえた、バスは空を飛んでいた。